著者紹介
シェイラ・フィッツパトリック(著者):【著者】シェイラ・フィッツパトリック
Sheila Fitzpatrick/1941 年生まれ。シカゴ大学歴史学部名誉教授、オーストラリア・カトリック大学教授。専門は、ロシア・ソ連史。
著書には多くの受賞に輝いたThe Russian Revolution (1982), Everyday Stalinism (1999) ほかMischkaʼs War (2017), On Stalinʼs Team (2015) やWhite Russians, Red Peril (2021) などがある。London Review of books の定期寄稿者でもある。
真壁 広道(翻訳):【訳者】真壁 広道(まかべ・ひろみち)
1957 年生まれ。1981 年一橋大学社会学部卒業。翻訳家。
訳書にA.J.P. テイラー『トラブルメイカーズ』(法政大学出版局、2002 年)など。
池田 嘉郎(監修):【監訳】池田 嘉郎(いけだ・よしろう)
1971 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士(文学)。専門は近現代ロシア史。主著に『革命ロシアの共和国とネイション』(山川出版社、2007 年)、『ロシア革命 破局の8 か月』(岩波書店、2017 年)など。訳書にアンドレイ・プラトーノフ『幸福なモスクワ』(白水社、2023 年)などがある。
内容
ソヴィエト連邦の誕生から崩壊まで
レーニンからスターリン、ゴルバチョフ、プーチンへ
革命前史からソ連の勃興、スターリンによる独裁支配、冷戦、そして予期せぬ崩壊、今日のロシアにみられるソ連の影までその複雑な歴史を生き生きとした筆致で描き出す、ソ連研究第一人者によるソ連全史!
----フィッツパトリックの長年にわたる研究成果がふんだんに盛り込まれた、最新のソ連通史
「帝政期ロシアの概観から始めて、革命、内戦、ネップ、スターリン時代、第二次世界大戦、冷戦の開始、スターリン批判、ブレジネフ下の成熟、ペレストロイカとソ連解体というソ連の歩みを包括的に追っている。モスクワあるいはロシアだけではなく諸共和国での展開も押さえられ、文化界の動向も十分に論じられている。」(監訳者解説より)
○目次
序 章
第一章│ 連邦を創出する
第二章│ レーニン時代と後継者争い
第三章│ スターリニズム
第四章│ 第二次世界大戦と戦後
第五章│ 「集団指導」からフルシチョフへ
第六章│ ブレジネフ時代
第七章│ 崩 壊
結 論