ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

闇の西洋絵画史<4> 髑髏(アルケミスト双書)

山田 五郎  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,650(税込)         

発行年月 2021年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 62p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/彫刻・絵画
ISBN 9784422701349
商品コード 1032678619
NDC分類 723
基本件名 絵画
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年04月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032678619

著者紹介

山田 五郎(著者):山田五郎(やまだ・ごろう)
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)、『出没! アド街ック天国』(テレビ東京)など、テレビ・ラジオの出演も多い。主な著書に『知識ゼロからの西洋絵画入門』『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠対決』『知識ゼロからの近代絵画入門』(以上、幻冬舎)、『ヘンタイ美術館』(共著・ダイヤモンド社)、『へんな西洋絵画』(講談社)など。

内容

大好評シリーズ「アルケミスト双書」から
『闇の西洋絵画史』篇が登場!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、
妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。

著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。


■著者・山田五郎より
西洋絵画には、
教科書には載せられない「影の名画」もあれば、
逆によく見る名画に「影の意味」が
隠されていることもあります。けれども、
今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、
描かれた背景を知れば納得でき、
見え方が変わってくるはずです。
西洋絵画の本質は、
その最大の特徴である陰影法と同様に、
光のあたる表面だけではなく
闇の側面も見ることで、はじめて立体的に
浮かび上がってくるのではないでしょうか。


■本シリーズの特徴
・1冊1テーマを詳説
・類をみないユニークな切り口
・1冊あたり約70作品を掲載
・コンパクトで瀟洒な造本
・本物の美術の教養に
・ゲームや漫画他、創作のための資料としても


■シリーズ
*第1期:【黒の闇】篇
〈1〉悪魔
〈2〉魔性
〈3〉怪物
〈4〉髑髏
〈5〉横死

*第2期:【白の闇】篇
〈6〉天使
〈7〉美童
〈8〉聖獣
〈9〉楼閣
〈10〉殉教


■まえがき(〈4〉髑髏)
キリスト教にも、仏教の五蘊皆空(ごうんかいくう)
によく似た教えがあります。
旧約聖書『コヘレトの言葉』(伝道の書)にいう、
「omnia vanitas〔オムニア・
ウァーニタース〕(すべては空しい)」。
古代ローマで凱旋将軍に対して
「勝って兜の緒を締めよ」の意味でいわれた
「memento mori〔メメント・モリ〕(死を想え)」も、
キリスト教社会では地上の栄華や
快楽に溺れることを戒める言葉となりました。
仏教でいえば盛者必衰の教えです。
「ヴァニタス」や「メメント・モリ」を寓意する絵画に
死の象徴として髑髏や骸骨が描かれたのも、
仏画における「野晒し」と同じです。
ただし西洋絵画の表現は、よりリアル。
存在感あふれる髑髏が伝える教訓の
真の意味を読み解いていきましょう。

目次

カート

カートに商品は入っていません。