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【西村淸彦 / 尾崎裕之著 悲観と楽観の経済学】

Economics of Pessimism and Optimism 1st ed. 2017 H xx, 326 p. 17

Nishimura, Kiyohiko G., Ozaki, Hiroyuki  著

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価格 特価  \33,732(税込)         

発行年月 2017年11月
出版社/提供元
出版国 日本
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 XX, 326 p. 12 illus. in color.
ジャンル 洋書/社会科学/経済学/経済学史・経済理論
ISBN 9784431559016
商品コード 1018965874
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2016年02月
書評掲載誌 第61回日経・経済図書文化賞受賞
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018965874

内容

本書は、ある個人の悲観的及び楽観的な将来予測とその経済的な帰結を、確固とした数学的土台に基づいて分析した最初の文献です。不確実性が存在する確率分布は推定できないとする、ナイト流不確実性と呼ばれる重要な不確実性の概念に焦点を当てており、悲観や楽観がもたらす経済への影響を、厳密かつ統合的に定式化する方法を読者に提供しています。また、ナイト流不確実性が存在する状況での慎重な意思決定に関する基礎理論を提示し、この理論を投資の不活発やアロー=ドブリューモデルに基づく経済と確率的世代重複モデルに基づく経済における均衡の不決定性、学習理論、動学的資産価格モデル、サーチ理論、リアルオプション、流動性選好などの経済モデルに適用しています。その後、ナイト流不確実性下の悲観的(ε-fearful)と楽観的(ε-hopeful)行動や人本来の悲観(驚きの回避)や楽観(驚きの選好)の特徴づけを行っています。これらの特徴づけが、グローバルな金融危機やその余波において観察された行為を理解するために有益であることを本書は示しています。本書は、悲観や楽観が経済現象にどのように影響を与えるか理解したいと思っている研究者だけでなく、成功が市場における人々の考え方の繊細な変化に依存するような条件下での効果的な経済政策を熟考している政策立案者に対しても強く推薦できます。
西村淸彦は政策研究大学院大学(GRIPS)の教授であり、東京大学の名誉教授、ならびに東京大学金融教育研究センターの特任研究員です。尾崎裕之は慶應義塾大学経済学部教授です。

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