よく考えるための哲学
細谷 実 著
内容
目次
はじめに-哲学の分かりにくさ、そして本書の基調 常識と良識-KYという言葉から見えてくるもの 分けることと分かること-分類は生存と認識のための基本である カテゴリーと個物-世界をよく理解するための強力な道具 観察と伝達-確かな知を獲得するために何が必要か 分かっていることと分かっていないこと-私は何を知っているのか 科学とオカルト-人はなぜオカルトを信じるのか 現実と非現実-現実は苛酷であるが依拠するに値する 世界の現実と意識の現実-リアリティの根拠をどこに求めるべきか 主観性と客観性-主体的な行動/客観的な視点という用法を吟味する 自分とは何か-自分探しから自分作りへ 意識と他者-他者にも意識があると思っているけれど 自己中心主義と利己主義-「自己中心性」とエゴイズムは同じものか 真・善・美について-古代から一貫して追求される不滅のテーマ 「他者への危害禁止」原理と「良き人生の勧め」原理-我々はいかなる倫理のもとに生きるのか
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