内容
〈どんな人がどんな茶会をしていたのか。それを知ることで近づく「茶の湯とは何か」の問い〉
〈新進気鋭の筆者による"新しい" 茶道教養講座」全16巻。第14回配本〉
茶事・茶会は、主客によって成り立つ一回性の「ライブ」です。「総合芸術」といわれる茶の湯とは何かを考えるためには、まず茶事茶会の歴史的なあゆみと、その多様性を知ることが大切です。そこで本書は、織田信長の時代の茶会から、近代数寄者の茶会、大寄せの茶会にいたるまで、様々な茶会の様相を紹介するとともに、現在、定型として習い伝えられている茶事は、いつ頃いかに形成され、さらに変容、定着したものかを探ります。