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そこから青い闇がささやき~ベオグラード、戦争と言葉~(ちくま文庫 や60-1)

山崎 佳代子  著

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価格 \880(税込)         

発行年月 2022年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 245p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784480438331
商品コード 1034769120
NDC分類 302.393
基本件名 ユーゴスラビア内戦(1991〜1995)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年09月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2022/09/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034769120

著者紹介

山崎 佳代子(著者):山崎佳代子(やまさき・かよこ)詩人、翻訳家。1956年生まれ、静岡市に育つ。北海道大学露文科卒業。サラエボ大学文学部、リュブリャナ民謡研究所留学を経て、1981年よりセルビア共和国ベオグラード市在住。ベオグラード大学文学部にて博士号取得(比較文学)。著書に『パンと野いちご』(勁草書房)、『ベオグラード日誌』(書肆山田)、『戦争と子ども』(西田書店)など、詩集に『黙然をりて』『みをはやみ』(書肆山田)、『海にいったらいい』(思潮社)など、翻訳書にダニロ・キシュ『若き日の哀しみ』『死者の百科事典』(創元ライブラリ)などがある。

内容

紛争下の旧ユーゴスラビア。NATOによる激しい空爆、戦火の中の人びとの日常、文学、希望……。戦争の実際を詩人が描く。解説 池澤夏樹戦争を生きる人々の声を聞く。空爆下の旧ユーゴスラビアに留まり、詩人が記した戦火のなかの暮らし、子どもたちのいる情景。今、世界にはたくさんの暴力と少しの希望がある。この本を読んでぼくは、希望に賭けようと思った。                ――池澤夏樹「最初は、死者が名前で知らされる。それから数になる。最後には数もわからなくなる……」。旧ユーゴスラビア、ベオグラード。戦争がはじまり、家、街、友人、仕事……人々はあらゆるものを失っていく。そして、不条理な制裁と、NATOによる空爆がはじまった。日本への帰国を拒み空爆下の街に留まった詩人が、戦火のなかの暮らし、文学、希望を描くエッセイ集。解説 池澤夏樹【目次】緑の水、音楽  Ⅰ カラタチの花、トランク  小さな自叙伝/写真のないアルバム  Ⅱ こどもの樅の木  昼下がりのバスストップ/燃え上がる炎/投獄された人々/黒い花  Ⅲ 光る朝の雪  見えない戦争/わたしの国の物語Ⅳ ひなぎくの花  向日葵の女の子/麦畑の娘たち/水の情景/野原、馬  Ⅴ 鳥のために  境界の文学/橋をめぐるものたち/デサンカさんのこと  Ⅵ あどけない話  花冷え、空襲警報/宇宙と、声と、沈黙と──ベオグラードは生きている/小さな声、かすかな音/歌、私たちが光を呼びもどすとき/一九九九年、春/隠された声たち──人間らしい人間のために/バスの伝説  Ⅶ 泳ぐ花嫁  本という贈り物/そして島は漂いはじめた──映画「アンダーグラウンド」/おわり、或いは、あたらしいはじまり  文庫版『そこから青い闇がささやき』によせて  解説 池澤夏樹

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