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「叱らない」が子どもを苦しめる(ちくまプリマー新書 449)
藪下 遊,
髙坂 康雅
著
発行年月 |
2024年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
280p |
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大きさ |
18cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/教育心理学 |
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ISBN |
9784480684745 |
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商品コード |
1037995297 |
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NDC分類 |
371.42 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年03月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1037995297 |
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著者紹介
藪下 遊(著者):藪下 遊(やぶした・ゆう):1982年生まれ。仁愛大学大学院人間学研究科修了。東亜大学大学院総合学術研究科中退。博士(臨床心理学)。仁愛大学人間学部助手、東亜大学大学院人間学研究科准教授等を経て、現在は福井県スクールカウンセラーおよび石川県スクールカウンセラー、各市でのいじめ第三者委員会等を務める。
髙坂 康雅(著者):髙坂 康雅(こうさか・やすまさ):1977年生まれ。筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻修了。現在は和光大学現代人間学部教授。主な著書に『恋愛心理学特論――恋愛する青年/しない青年の読み解き方』(福村出版)『深掘り!関係行政論 教育分野 (:を空白に変更しました)公認心理師必携』(北大路書房)『公認心理試験対策総ざらい 実力はかる5肢選択問題360』(福村出版)『本番さながら!公認心理師試験予想問題 厳選200』(メディカ出版)等がある。
内容
叱られないのに、学校がつらい
「叱らない」教育に現役スクールカウンセラーが警鐘を鳴らす一冊。なぜ不登校やいじめなどの問題は絶えないのか。叱ること、押し返すことの意義を取り戻す。
現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。
*本文より一部抜粋*
カウンセリングで多くの家庭を見る中で「褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。