著者紹介
齋藤 孝(著者):齋藤 孝(さいとう・たかし):1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーに。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』(ちくま文庫)、『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『頭がよくなる! 要約力』(ちくま新書)、『新聞力』(プリマ―新書)『こども「学問のすすめ」』(以上、筑摩書房)、『大人の語彙力』(角川新書)等、著書多数。
内容
「定義は、究極の要約力だ!」何かを言い切ることで、ものの見方が豊かになる。著者である齋藤先生が「これは!」と思う286個を厳選し、解説を加えた一冊。
「定義は、究極の要約力だ!」
孔子、ダ・ヴィンチ、ドラッカー、ドストエフスキー、レディ・ガガ、福沢諭吉、大谷翔平まで――
古今東西から厳選した、様々な人の286の世界観
読めば、別の世界が見えてくる
何かを言い切ることで、ものの見方が豊かになる。人間、人生、恋愛、悪、お金、芸術などテーマ別にまとめ、すべてに齋藤孝氏による解説と「豆知識」を収録。
辞書に載った普通の定義とは異なる、様々な立場の人による多様な定義にふれることで、別の世界が見えてくる一冊。
「これらの定義にふれることで、ものの見方が変わったり、ほかのものを定義したくなったり、思考が開けていくきっかけにしていただければいいな、と思います。
「本」の定義についてカフカは「斧である」と言っています(本文279ページ)。この本も、自分の常識が打ち壊される斧、新しい世界を開くための斧、氷に閉じ込められた思い込みや先入観、無意識の世界を開いていく斧の役割を果たしてくれるとうれしいな、と感じています。」
――「まえがき 「定義」とは「勇気ある知性」のあらわれである」より