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肥満と脂肪の文化誌
クリストファー・E・フォース
著
夏井 幸子
翻訳
発行年月 |
2020年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
503p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史 |
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ISBN |
9784490210330 |
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商品コード |
1031759698 |
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NDC分類 |
230 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年07月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031759698 |
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著者紹介
クリストファー・E・フォース(著者):アメリカ・カンサス大学歴史学教授・人文学部長。ジェンダー、セクシュアリティ、人体や感覚についての文化史(とりわけ近代フランス、英米)やヨーロッパの知の営み・文化の歴史など研究対象は広範囲に及ぶ。著書は『Zarathustra in Paris: The Nietzsche Vogue in France, 1891-1918』(2001)、『The Dreyfus Affair and the Crisis of French Manhood』(2004)、『Masculinity in the Modern West』(2008)など多数。その他『Fat:Culture and Materiality』(2014)の共編者、「Cultural History」誌の編集長を務める。
夏井 幸子(翻訳):東京都在住。主な訳書に『倒れゆく巨象』(祥伝社)、『バフェット・バイブル』(徳間書店)、『オラクル流コンサルティング』(日本実業出版社)、『Simplify』(ダイレクト出版)他。
内容
「脂肪」は、時代や地域によってさまざまに解釈されてきた。裕福さ・豊満さ・偉大さ、また農業においては豊作や土地の肥沃さの象徴とされた一方で、脂肪によってもたらされる「肥満」は怠惰や能力の低さ、不健康・野蛮などその時代の誤った知識や偏見でもってネガティブな見方をされることも長く続いた。本書は歴史・文化・宗教・言語学など幅広い観点から、肥満についての人々のとらえ方がどのように変遷し、またその理由は何かを探り、そのことが近現代のダイエットブームに続く人々の「スリムな身体」信奉へとつながっていると述べる。これは人類の嫌悪と偏見の歴史でもあり、そのような人々の見方は今もなお息づいていることに気づかされる。豊富な史料を用いて丁寧に編んだ「脂肪」についての文化誌であり、同時に人類の固定観念のルーツを「脂肪」というテーマでもってひもといた本書は、類のないユニークな研究書であり、非常に興味深い文化誌の教養読み物といえる。