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清代知識人が語る官僚人生(東方選書 62)

山本英史  著

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価格 \2,640(税込)         

発行年月 2024年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 6p,285p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784497224057
商品コード 1038194927
NDC分類 222.06
基本件名 中国-歴史-清時代
個人件名 黄/六鴻
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2024年05月3週
書評掲載誌 産経新聞 2024/05/19、読売新聞 2024/07/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038194927

著者紹介

山本英史(著者):1950年、滋賀県草津市生まれ。東洋文庫研究部研究員、南開大学歴史学院講座教授、慶應義塾大学名誉教授。博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。山口大学人文学部講師・助教授、慶應義塾大学文学部助教授・教授を経て現在に至る。専門は明清史・中国近代社会史。主要著作として『郷役と溺女――近代中国郷村管理史研究』(汲古書院、2021年)、『赴任する知県――清代地方行政官とその人間環境』(研文出版、2016年)、『清代中国の地域支配』(慶應義塾大学出版会、2007年)『現代中国の履歴書』(慶應義塾大学出版会、2003年)などがある。

内容

清代の知識人がめざした官僚人生とは何だったのか。科挙に合格できる受験能力と官僚として生身の人間を相手に機敏に対処する実務能力とはまったく性質の異なるものであり、そこでの成功、というより失敗しないことは科挙に合格するよりも難しかった。そこで、科挙に合格して、知県という県の長官を担当し、役人のためのハンドブックである官箴書『福恵全書』も著わした黄六鴻(こうりくこう)なる知識人を本書のナレーターとして、順風満帆あるいは「治国平天下」の官僚人生を手に入れるのにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。
〔著者のことば〕
日本の江戸時代の奉行所やそこで働く役人については時代劇や時代小説の影響もあって一般になじみがあるように思われるが、中国の同時代の状況についてはあまり知られていない。とりわけ知県本人のその時々の想いなどというものは書物には残されにくいものである。だからこそ、本音を語ることを信条する黄六鴻にナレーターを引き受けてもらい、当時の心情を彼自身の口を通して語ってもらった。読者には日本と中国との官僚社会の相違点をご理解いただき、その上でそこに通底する人間環境としての共通点を再認識していただければ幸いである。(「あとがき」より)

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