笑いとユーモアのユダヤ文学
広瀬 佳司, 佐川 和茂, 大場 昌子 著
内容
目次
ユダヤの笑い-ユダヤ系アメリカ文学と映像 1 旧世界とユダヤ人移民作家(存続とユーモア-ショレム・アレイヘムの世界 ドレスを着たドン・キホーテ-ユダヤ移民社会の夢と笑い 滑稽さの背後に広がる世界-アイザック・B・シンガーの短編小説を中心に イディッシュ文学の笑いと批判精神-ハイム・グラーデ「ラビの妻たち」) 2 戦後のアメリカで活躍するユダヤ系作家(ユダヤのユーモアに見る反権威主義と精神力-バーナード・マラマッドの文学の世界 "嘲りの笑い"から"自虐の笑い"-ソール・ベロー「ゴンザーガの遺稿」 男性身体が作り出す笑いの重層性-フィリップ・ロス『ポートノイの不満』と『サバスの劇場』) 3 現代ユダヤ系女性作家とホロコースト作家(「すごく大きな変化」のおかしさ-グレイス・ペイリー『最後の瞬間のすごく大きな変化』 模倣としての生-シンシア・オジックの笑いの世界 逆境を生き延びる力-レイモンド・フェダマンの笑い ゴーレムと笑い-セイン・ローゼンバウムの『ゴサムのゴーレムたち』) 4 映像文学に見るユダヤの笑い(ポストモダン・アメリカン・ファルス-ウディ・アレン『アニー・ホール』論 笑いの物語学-メル・ブルックス『スペースボール』 権威のパロディ化と自虐的笑い-『ライフ・イズ・ビューティフル』と『聖なる嘘つき-』)
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