少年事件弁護の軌跡~少年法の光芒と隘路~
若穂井透 著
著者紹介
内容
目次
序 章 少年事件弁護への道 1 弁護士としてのスタート 2 野田事件の弁護 第1章 柏事件 1 柏事件の概要 2 柏事件との出会い 3 二つのエピソード 4 残された事件記録 5 少年再審の第一幕 6 柏事件 余録 7 少年再審第二幕への幕間 8 少年再審の第二幕――保護処分終了後の再審のあり方 9 少年再審の第三幕・第四幕 第2章 綾瀬事件 1 綾瀬事件の概要 2 残された記録等 3 不処分決定の決め手 4 9人の弁護団 5 緒戦の勝利 6 捜査側の反撃 7 人身保護請求へ 8 アリバイ潰しの破綻 9 解剖所見の分析 10 弁護方針の迷い 11 忌避申立て 12 補充捜査論 13 最終意見書の作成 14 無実の不処分決定へ 15 新聞記事 16 補償請求 第3章 いわき事件 1 いわき事件の概要 2 不服申立ての頓挫 3 家裁決定の問題点と弁護のあり方 4 抗告の趣意の明示について 5 民事裁判の経過 6 遺族との和解 7 子どもの人権研究会 第4章 巣鴨事件 1 巣鴨事件の概要と弁護の経過 2 処遇をめぐる意見対立 3 その後の?末 4 映画「誰も知らない」(是枝裕和監督) 5 朝日新聞「be」の「映画の旅人」 6 事件を契機に 7 BPOへの申立て 第5章 山形事件 1 山形事件の概要と審判の経過(第一部) 2 裁判の迷走 3 再審の開始(第二部) 4 民事訴訟への対応(第三部) 5 民事裁判の経過 6 アリバイの再立証 7 逆転判決 8 上 告 9 再審の壁 第6章 少年再審の残された課題 1 日弁連人権PTの取り組み 2 保存記録の扱い 3 憲法的考察 4 過去の再審事件 5 日弁連人権PTの意見書(案) 6 少年再審の残された論点 第7章 留め書きとして 1 少年事件マニュアルについて 2 付添人論について 3 少年院送致意見の当否について 4 被害者の権利擁護について 5 保護処分取消しの動向と再審の申立支援制度 6 少年再審の残された課題
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