対人サービス職のための精神保健入門
小川 恵 著
内容
目次
序 章 現代社会を生きるために 1 なぜ精神保健学はつまらないか 2 サラリーマンには難しい精神保健? 3 大転換 4 メンタルヘルスと心のすこやかさの間にある違和 5 基本スタンスとしてのメンタルヘルス・リテラシー 6 リスクマネジメントとしてのメンタルヘルス・リテラシー ■第�鵯部 ワークライフとメンタルヘルスリテラシー 第1章 誰も避けることができない社会的困難の進行 1 窮屈な社会 2 労働と生活ストレス 第2章 生活時間縮小の影響を受ける生活習慣リズム 1 環境の中で「自己」を構成する生体機構 2 安定維持メカニズムとしてのホメオスターシス 3 睡眠と生活習慣 4 生活時間縮小がもたらす生活習慣破壊とその影響 第3章 精神栄養学 1 食育という考え方 2 認知発達促進の場としての食事の意義 3 健康な生活習慣をつくる食事を科学する 第4章 ストレスコーピングが生活習慣を歪める姿 1 社会的な困難を意識する鍵概念としてのストレス 2 無自覚なストレス解消とストレスマネジメント 第5章 生活習慣や問題行動のマネジメント 1 セルフマネジメントの対象とすべき無意識行動 2 ストレスマネジメントとしてのストレスコーピングマネジメントから 3 慢性疲労としての疲弊 ■第�鵺部 うつの時代 第1章 ストレスが生活を歪める姿としてのうつ状態 1 うつはまず身体に症状が出る病気 2 内因性うつ病概念の制止とうつ状態の低下の違い 第2章 疲労と不調として始まるうつ 1 急増した不安と消耗による大うつ病性障害 2 過剰適応から対人負担へと変わるうつの姿 3 現代病としてのうつ 第3章 うつに対する適切な理解 1 なぜ、うつについての知識をもったほうがいいのか 2 うつ状態を知る 第4章 うつと社会的現象の関係 1 自殺と自殺予防対策 2 死のトライアングル―自殺とうつとアルコール依存 3 うつが家庭養育に及ぼす影響 ■第�鶚部 孤立・燃えつきは無自覚な行動変化の結果 第1章 バーンアウト(燃えつき症候群)と働き方 1 労働の課題としてのバーンアウト 2 バーンアウト、あるいはもう1つのうつ 3 職場が生み出す不適応がバーンアウト 第2章 労働の価値観とバーンアウト 1 バーンアウトの心理学 2 バーンアウト予防としての自己効力感 第3章 バーンアウトした職場への介入と治療 1 介入と評価 2 変貌する燃えつきという日常語 ■第�鶤部 家庭と社会 第1章 家庭のもつ機能を再考する 1 会社と従業員の関係 2 生活満足感という視点から家庭を見る 3 家庭機能の困難 第2章 なぜ家族を「語る」ことから始めるのか 1 家庭の基本機能としての語りの場とその喪失 2 語り合う時間を喪う代償が養育や夫婦の変質 3 語り合う言葉を失った姿 4 最後に
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