丸善のおすすめ度
川漁~越後魚野川の伝統漁と釣り~
戸門秀雄
著
発行年月 |
2021年01月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
370p 図版16p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学 |
---|
|
|
ISBN |
9784540191237 |
---|
|
商品コード |
1032538378 |
---|
NDC分類 |
384.36 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年02月2週 |
---|
書評掲載誌 |
東京・中日新聞 2021/04/11 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032538378 |
---|
著者紹介
戸門秀雄(著者):戸門秀雄(とかど・ひでお)1952年、埼玉県生まれ。1976年、渓流魚と山菜・キノコを扱う「郷土料理ともん」を開店。各地の川を訪ね歩き、川漁師の暮らし・漁法・漁具を記録している。元埼玉考古学会会員。著書に『職漁師伝』(農文協)他
内容
全国有数の豪雪地帯、米どころ、酒どころの魚沼地方を流れる越後魚野川は、魚種が豊富で、これを獲るための漁法も多い。川名は「サケの多く獲れる川」に由来し、時の殿様が初鮭1匹に米7俵の褒美を与えた古い歴史がある。サケの「待ち川漁」「鮭魚明神」「鮭頭石」「サケずし」のほか、「イワナ当番」「イワナずし」、川マスの「カギオロシ」、アユの「釣り子」など、当地方独特の漁法や習俗・文化が、雪によって守り育まれてきた。一方で、昭和初期から関東の著名人が釣り会に訪れ、アユの友釣りの全国組織も、この川で発展するなど、さまざまな外部との交流があり、今日、交通網の発達とともに、ますます注目される川となっている。本書は、埼玉県入間市で郷土料理店を営む著者が、半世紀にわたり魚野川に通い、さまざまな魚の漁法や漁具、食べ方、川にまつわる伝承などをノートに書き留め、まとめたもの。現存する漁法については現場を取材し、失われた漁法については往時を知る古老から話を聞いた。川の恵みを育み、生かし切る、川漁師の知恵の集大成である。
はじめに
魚野川水系概略図
川名由来と春祭
イワナとヤマメ
サクラマス(降海型ヤマメ)
アユ
サケ
川ガニ(モクズガニ)
カジカ
ハヨ(ウグイ)
ドジョウ
あとがき
参考文献
協力者一覧
■著者 戸門秀雄さん 第24回日本水大賞受賞
『川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り』の取材による「新潟県魚野川流域を中心とした川の文化の記録」で審査部会特別賞を受賞