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テーマで探究世界の食・農林漁業・環境<3> ほんとうのエコシステムってなに?

二平 章, 佐藤 宣子  編
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,860(税込)         

発行年月 2023年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 162p
大きさ 26cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/農業一般
ISBN 9784540221156
商品コード 1035869435
NDC分類 610
基本件名 農業
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年05月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035869435

著者紹介

二平 章(編者):1948年、茨城県生まれ。北海道大学卒業後、茨城県水産試験場首席研究員、立教大学兼任講師、北日本漁業経済学会会長などを歴任。農学博士(東京大学)。現在、茨城大学人文社会科学部客員研究員、JCFU全国沿岸漁民連絡協議会事務局長、FFPJ農林漁業プラットフォームジャパン副代表。カツオの自然史・文化史研究とともに地域漁業と魚食文化の発展をめざし全国各地でシンポを企画開催。編著書に『レジームシフトと水産資源管理』(恒星社厚生閣、2005年)、『レジームシフト」(成山堂書店、2007年)、『漁業科学とレジームシフト』(東北大学出版会、2017年)などがある。
佐藤 宣子(編者):1961年、福岡県生まれ。九州大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)後、大分県きのこ研究指導センター研究員、九州大学助手、助教授を経て、現在、九州大学大学院農学研究院教授。林業経済学会会長、NPO法人九州森林ネットワーク理事長を兼務。九州の農山村でフィールドワークをしながら、山村振興と持続的な森林管理のあり方、災害に強い林業経営をテーマに研究している。著書に『地域の未来・自伐林業で定住化を図る』(単著、全国林業改良普及協会、2020年)、『林業新時代―「自伐(じばつ)」がひらく農林家の未来』(共編著書、農文協、2014年)、『日本型森林直接支払いに向けて』(編著書、日本林業調査会、2010年)などがある。

内容

森里川海のつながりに支えられ、そして支えているのが漁業と林業。漁業のパートでは、回転寿司の魚はどこから来るの?といった親しみやすい話題から、なぜ日本の海は魚が豊かなの?という誰でも抱く疑問、資源管理のさまざまな仕組み、さらには海洋プラスチックごみの問題といった喫緊のテーマなどを取り上げる。また林業のパートでは、世界の森とわたしたちの暮らしの関係、木材だけでない森林からの恵み、防災とのつながり、森の豊かさと生物多様性の関係などに注目。いま求められる、持続的な森づくりとはどのようなものなのか。

問いを持ち続け、より深く考え続けるために
食と農に関する既存概念を覆し、「クリティカル・シンキング」(論理的思考)のための基礎づくりに
◎キークエスチョンで、食べることや農林漁業に関する「当たり前」を、もう一度問い直す
◎サステナブルな社会の実現につながるアイデアを、第一線で活躍する研究者などがデータも交えて丁寧に解説
◎探求に役立つ関連キーワードや、もっと学ぶたまの参考文献・資料で、より深い学びに役立てる

●はじめに――森と森林に恵まれた国の未来に向けて
●食卓と流通
魚食と健康/出前授業 魚には骨がある/魚と食育/海から食卓へ変わる水産物の流通/水産物と国際関係/日本人とウナギ食
●資源問題
日本の海は水産資源の宝庫/魚の資源変動/水産資源の持続的利用と漁業管理/海の漁場利用のルール/漁民の共同の力で守るキンメ資源
●内水面漁業
世界と日本における川や湖の漁業/遺伝的特性を守りながら天然アユを増やす
●つくり・育てる漁業
日本の養殖漁業/増えるサーモン養殖/地球を守る海藻養殖
●環境と生物多様性
サケを食べながら守り続ける/ウナギをとおして社会のあり方を見直す/深刻な海洋プラスチックごみ問題/海洋プラスチックごみを追いかける
●多面的機能
漁民が守る海の環境・国境・人のいのち
●漁業の未来
SDGsと持続可能な漁業
●世界の林業と日本の暮らし
暮らしを支える林業/木材の自給と輸入/世界で森林が減っているのはどこか/木材だけではない森林からの恵み/バイオエネルギーと林業/新興する薪ビジネス
●日本の森のあり方
天然林と人工林/森林の放射能問題/災害と森林との関係/シカ食害がもたらす災害/海岸林の役割/川沿いの樹林帯は何のため?/森・里・海をつなぐ/さまざまな役割を果たす森林と木材生産
●持続的な森づくりと林業経営
林業の歴史/林業経営と森林政策/森林環境税による森づくりへの参加/森林認証制度と持続可能な林業/災害の多い日本で求められる林業/林業と他の仕事を組み合わせる/自伐型林業の可能性/里山保全に向けて/今、林業の仕事に若者の熱視線!
●おわりに――海と森をつなげて考える

目次

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