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『痴人の愛』を歩く

樫原 辰郎  著

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価格 \2,420(税込)         

発行年月 2016年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 221p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784560084946
商品コード 1019665054
NDC分類 913.6
基本件名 痴人の愛
個人件名 谷崎/潤一郎
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年04月3週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2016/04/17、日本経済新聞 2016/04/17、毎日新聞 2016/05/15、読売新聞 2016/06/05、朝日新聞 2016/06/12、毎日新聞 2016/12/18
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019665054

著者紹介

樫原 辰郎(著者):1964年大阪生まれ。大阪芸術大学文芸学科中退。脚本家、グルメライター、映画監督、iOSアプリ制作など幅広く活動。著書に「海洋堂創世記」がある。

内容

鹿島茂氏推薦! 名作熟読玩味 震災をきっかけとして「西へ流れて」いった作家に、谷崎潤一郎がいる。マゾヒズムに彩られた耽美主義の谷崎文学が、エログロナンセンスな大衆小説が花開いた大正大震災後の日本においても異色を放ち、その陰翳礼讃な美学はワールドワイドに評価を集め、その文章が今なお文章讀本として読み継がれている。だがしかし、谷崎が映画に深く関わってもいたという事実は、あまり知られていないのではなかろうか。 本書は谷崎潤一郎を映画人として論じてゆくことで真実に迫る、軽妙洒脱なエッセイ。「ナオミズム」に彩られた『痴人の愛』に焦点をしぼることで、映画人でもあった文豪の「嗜好=志向」の遍歴を辿る。 浅草をふりだしに、新橋〜品川〜大井町〜大森〜蒲田〜横浜方面へ、京浜工業地帯をいわば都営浅草線=京浜急行線が都心から郊外へ南下してゆくように主人公たちは移動するが、はたして谷崎は、『痴人の愛』を書くにあたって何を構想し、いかなる意図によって執筆したのか? 「これは私が書こうと思っていたことだ。やられた!」と、鹿島茂氏も推薦! 都市風俗小説をデジタルメディアの眼で照射し、谷崎山脈を一作で見渡すことのできる快刀乱麻の書。

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