足立　和彦（著者）：名城大学教授。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。パリ第Ⅳ大学大学院博士課程修了。著書に『モーパッサンの修業時代 作家が誕生するとき』（水声社）、『即効！フランス語作文―自己紹介・メール・レシピ・観光ガイド』（共著、駿河台出版社）、訳書にパジェス『フランス自然主義文学』（白水社）、トロワイヤ『モーパッサン伝』（水声社）などがある。
村松　定史（著者）：元名城大学教授。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ第Ⅳ大学大学院D.E.A.取得。著書に『人と思想 モーパッサン』（清水書院）、『文庫三昧』（弘学社）、『旅と文学』（沖積舎）、『対訳 フランス語で読もう「木を植えた男」』（共著、第三書房）、訳書にネルヴァル『悪魔の肖像画』（金の星社）、ローデンバック『白い青春』『戯曲 ヴェール』（以上、森開社）などがある。

明晰かつ端正なフランス語として、日本では長らく講読テキストとして親しまれてきたモーパッサン。短篇の名手としても名高く、初級文法をひと通り終えた学習者が原文で読む最初の作家として最適です。本書は、恐怖・狂気・幻想をテーマに織りなす世にも奇妙な物語4篇（「墓」「髪」「手」「オルラ」）を厳選。原文で読むからこその面白さを解説した「読解のポイント」や各種コラムも充実。CDに収録された情感溢れる朗読は、各ページに掲載されたQRコードからも気軽に聴くことができます。