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ホワイトハウスのピアニスト~ヴァン・クライバーンと冷戦~
ナイジェル・クリフ
著
松村 哲哉
翻訳
発行年月 |
2017年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
487p,67p 図版16p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
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ISBN |
9784560095676 |
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商品コード |
1025060816 |
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NDC分類 |
762.53 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年10月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2017/10/01、日本経済新聞 2017/10/14、産経新聞 2017/10/15、東京・中日新聞 2017/10/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025060816 |
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著者紹介
ナイジェル・クリフ(著者):歴史家、伝記作家。元『タイムズ』の映画・演劇批評担当。オクスフォード大学ハリス・マンチェスター・カレッジのフェロー。
内容
アメリカのピアニストに、モスクワが、ソ連中が熱狂した 1958年、冷戦の最中に、23歳のヴァン・クライバーンは第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝した。これはソ連側のプロパガンダ計画にとってまったくの予定外であり、アメリカ側にとっては、宇宙開発でおくれをとったことで大きく傷ついた自信を癒す「お守り」となった。だが、そもそもクライバーンの何が、当局が方針を変えざるを得ないほど、ソ連の人々を熱狂させたのだろうか。 フルシチョフに愛され、オバマ大統領まで歴代の大統領から招待を受け演奏したクライバーン。双方の国で社会現象となった彼は、辻井伸行氏の優勝で知られるコンクールに名を残し、東西冷戦と商業主義に翻弄されつつも音楽への愛でたびたび米ソを動かした。そして人気のさなかに公的な演奏から引退を宣言、長い隠退生活をへて、ホワイトハウスで劇的な復活を遂げたのである。 膨大な回数のインタビューと米ロ双方のアーカイブから新たに公開された証拠に基づき、本書は、「忠誠心の鑑のような反逆者」ヴァン・クライバーンという人間と、チャイコスフキー国際コンクールの劇的な全貌を、初めて明らかにする。