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丸善のおすすめ度

ビザンツ帝国生存戦略の一千年

ジョナサン・ハリス  著

井上 浩一  翻訳
 絶版
       
価格 \4,620(税込)         

発行年月 2018年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 355p,22p 図版16p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/考古学・古代史
ISBN 9784560095904
商品コード 1026478993
NDC分類 209.4
基本件名 ビザンチン帝国
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年02月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/03/18、毎日新聞 2018/12/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026478993

著者紹介

ジョナサン・ハリス(著者):ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校ヘレニック・インスティテュート教授(ビザンツ史)。著書に「ビザンツ帝国の最期」など。

内容

民族移動の荒波のなかで生きる ギボンは『ローマ帝国衰亡史』で、彼のいう「ギリシア人」つまりビザンツ人の「臆病と内紛」を強調した。地図からビザンツが消えてしまった理由として、ビザンツ人に何かしら欠陥があったという認識は、今日でも残っている。多くの敵を打ち破るため軍団を整備すべき時に、教義論争や教会装飾にかまけて、政治・経済の現実を無視したというのだ。 だが、もし本当にビザンツ人が怠惰で無気力だったとしたら、なぜビザンツ帝国はあれほど長く存続したのだろうか。アレクサンドロス大王をはじめ、カリスマ的な開祖が死ぬとたちまち瓦解してしまった支配が歴史上にはしばしばみられる。しかもビザンツは、アジアやアラビア半島から人の波が西へと移動していく、いわば「民族のボウリング場」の端に位置していた。ある集団を軍事力で打ち破ったところで、新たに3つの集団が現れた。ここでは、まったく新しい考え方が必要だったのだ。 ゆえに問うべきは、なぜビザンツが滅びたかではない。なぜ不利な条件のもとで存続できたかなのだ――。本書は、おもな皇帝と印象的なエピソードを軸に、対外関係からビザンツ史を語る試みである。

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