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コンドルセと<光>の世紀~科学から政治へ~

永見 瑞木  著

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価格 \3,740(税込)         

発行年月 2018年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 267p,41p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784560095966
商品コード 1026478996
NDC分類 311.235
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年03月1週
書評掲載誌 読売新聞 2018/03/11、朝日新聞 2018/03/18
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026478996

著者紹介

永見 瑞木(著者):東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。博士号(法学)取得。立教大学法学部助教。専門は政治学史。

内容

大革命が押し流した時間へ 旧体制の末期からフランス革命期に科学者そして政治家として生きたコンドルセは今日、『人間精神進歩史』でその名が知られている。そのイメージは、人間理性の無限の可能性を素朴に信じる楽観的な進歩主義者というものだろう。 本書は、この〈楽観的な進歩主義者〉というコンドルセ像を打ち壊すことに最大の力点が置かれる。その際に注目されるのが、科学・アメリカ革命・旧体制改革という視角である。 フランス数学界の重鎮ダランベールの寵愛を受けたコンドルセは早くからパリ王立科学アカデミーや有名サロンで頭角を現すが、ルイ16世の治世となり、テュルゴが財務総監に就任したことで人生が大きく変わる。テュルゴは王国統治にあたり、自然科学を重視し、コンドルセはじめ科学アカデミーから積極的に人材を登用したのだ。 テュルゴ失脚後、科学の世界に戻った彼だったが、科学アカデミーの終身書記に就任した1776年、新大陸で独立宣言が採択される。これに触発されたフランクリンらとの交流が一度挫折した政治への思いに再び火を点けることになる。18世紀思想史という時間軸に沿うことで大革命が押し流したものを一つひとつ掬い出す試み。

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