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ポピュリズム~デモクラシーの友と敵~
カス・ミュデ,
クリストバル・ロビラ・カルトワッセル
著
永井 大輔,
高山 裕二
翻訳
発行年月 |
2018年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
192p,10p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論 |
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ISBN |
9784560096178 |
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商品コード |
1026942530 |
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NDC分類 |
311.7 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2018/05/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026942530 |
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著者紹介
カス・ミュデ(著者):ジョージア大学国際関係学部准教授。
クリストバル・ロビラ・カルトワッセル(著者):ディエゴ・ポルタレス大学(チリ・サンティアゴ)政治学部准教授。
内容
ポピュリズムの時代を生きる ヘイトスピーチからブレグジット、トランプ米大統領の当選まで、世界を覆いつつある排外主義は、現代を生きるわれわれ一人ひとりの心の中をも蝕もうとしている。 鍵概念として急浮上しつつあるのが「ポピュリズム」であることに異論の余地はあるまい。 その歴史は少なくとも、19世紀末のアメリカの人民党にさかのぼり、第二次大戦後のアルゼンチンのペロン大統領の輝かしい記憶、そしてラクラウやムフが創始したラディカル・デモクラシーとの連関など、ラテンアメリカ研究を揺りかごに豊穣な世界を築いてきた。 本書ではこの概念を、〈社会が究極的に「汚れなき人民」と「腐敗したエリート」という敵対する二つの均質な陣営に分かれると考え、政治とは、人民の一般意志を表わすものであるべきだと論じる〉イデオロギーと定義する。 こう定義することで、その輝ける伝統も、昨今の悲しい排外主義の外貌を纏った現象形態も中立的に説明することが可能になる。加えて、この思想と運動が、「一般意志」の実現を掲げている点で元来「民主的」であるとしている点は非常に大きい。 ポピュリズム研究の決定版! 森本あんり氏、水島治郎氏推薦!