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鉄のカーテン~東欧の壊滅1944-56~<上>

アン・アプルボーム  著

山崎 博康  翻訳
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価格 \4,400(税込)         

発行年月 2019年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 366p,42p 図版16p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784560096789
商品コード 1029387183
NDC分類 234.075
基本件名 ドイツ-歴史-東西分裂時代(1945〜1990)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年03月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029387183

著者紹介

アン・アプルボーム(著者):1964年生まれ。米国出身。歴史家、ジャーナリスト。『ワシントン・ポスト』コラムニスト。「グラーグ」でピュリツァー賞、「鉄のカーテン」でクンディル歴史賞受賞。

内容

鉄のカーテン 東欧の壊滅1944─56(上・下)

冷戦終結30年にして明かされる「全体主義」の実態

 本書は、第二次世界大戦の終結から、スターリンの死、ハンガリー革命に至るまでの時代に、ソ連がいかに東欧諸国(主に東独、ポーランド、ハンガリー)を勢力下に収め、支配していったのか、そして各国がいかに受容し、忌避し、抵抗していったのか、その実態をテーマ毎に論じた力作だ。それぞれ多様な国情、特殊性を掘り下げることによって、ソ連支配の方法と各国の抵抗の姿がまざまざと見えてくる。
 政治指導者を中心とした大きな物語だけにとどまらず、各国の当局や市民、労働者の本音にも目を配り、「鳥の眼・虫の眼」で対象を捉えている。支配と被支配、体制と反体制の二元論ではなく、「面従腹背」の構造にも着目し、したたかで、人間臭い側面も興味深い。
 本書は、著者が『グラーグ ソ連集中収容所の歴史』(ピュリツァー賞受賞)で示した問題意識を東欧に移し、その「全体主義」の実態を暴いた現代史だ。その一方で、ポスト冷戦期を支えた価値観が揺らいでいる現在にあって、「警鐘」としても受け止められるものだ。全米図書賞最終候補作品。アントニー・ビーヴァー推薦。口絵写真多数収録。

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