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次なるパンデミックを防ぐ~反科学の時代におけるワクチン外交~
ピーター・J・ホッテズ
著
詫摩 佳代
翻訳
発行年月 |
2022年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
218p,31p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/社会医学/医療統計・疫学 |
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ISBN |
9784560098820 |
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商品コード |
1034106170 |
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NDC分類 |
498.6 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年03月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/03/05 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034106170 |
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著者紹介
ピーター・J・ホッテズ(著者):1958年、米コネチカット州生まれ。1980年、イエール大学卒、ロックフェラー大学博士(1986年)、ワイル・コーネル医科大学医学博士(1987年)。現在、ベイラー医科大学(テキサス州ヒューストン)国立熱帯医学校創設学長、小児医学および分子ウイルス学・微生物学教授。テキサス子ども病院熱帯小児医学寄付基金教授、ワクチン開発センター代表。ライス大学ベイカー研究所病気と貧困特別研究員。PLOSNeglected Tropical Diseases創刊編集長。
詫摩 佳代(翻訳):1981年、広島県生まれ。2010年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。東京大学東洋文化研究所助教、関西外国語大学外国語学部専任講師を経て、2015年、首都大学東京法学政治学研究科准教授、現在、東京都立大学法学部教授。主な著作に、『人類と病:国際政治から見る感染症と健康格差』(中公新書、2020年、第42回サントリー学芸賞「政治・経済部門」受賞)他。
内容
人新世の病と闘う
世界中がコロナ禍に覆われてすでに2年が経つ。パンデミックは突然発生したかにみえるが、実はそうでない。
本書によれば、2015年に感染症や熱帯病が増加に転じ始めたという。かつて撲滅したはずの病が、「人新世」という新たな時代のなかで復活しつつあった。その状況下、新型コロナウイルスが世界的に蔓延する事態になったのである。
人間の活動が環境に未曾有の影響を与えるという人新世。戦争と政情不安、難民危機と都市化、貧困の深刻化、気候変動が感染症や熱帯病の温床になっている。
危機を克服する鍵は、意外にも冷戦期に構築された米ソの「ワクチン外交」にある。本書では、対立が激化するなかでもポリオや天然痘を制圧した両国の科学者の姿が活写されている。
しかし、冷戦期とは異なり、「反科学」が大きな足枷になっている。途上国だけでなく、いやむしろ先進国においてワクチンの接種をはじめ科学的知見を拒絶する動きが巨大メディア帝国を通じてばらまかれているのだ。
人新世に迫りくる多種多様な感染症との闘いにいかに向き合うべきなのか? 世界的権威による処方箋!