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アジアの脱植民地化と体制変動~民主制と独裁の歴史的起源~
粕谷 祐子
著
発行年月 |
2022年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
487p,22p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治学一般 |
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ISBN |
9784560098868 |
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商品コード |
1034175069 |
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NDC分類 |
312.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年04月2週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/04/16 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034175069 |
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著者紹介
粕谷 祐子(著者):1968年生まれ。1991年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1996年、東京大学法学政治学研究科博士課程単位取得退学、2005年、カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号取得。現在、慶應義塾大学法学部政治学科教授。専門は比較政治学、政治体制変動論、政治制度論、東南アジア政治。主な著作に『比較政治学』(ミネルヴァ書房、2014年)、Presidential Bandwagon: Parties and Party Systems in the Philippines (Keio University Press、2008)、翻訳書にA・レイプハルト『民主主義対民主主義--多数決型とコンセンサス型の36カ国比較研究』(共訳、勁草書房、2014年)、プシェヴォスキ『それでも選挙に行く理由』(共訳、白水社、2021年)などがある。
内容
初めてのアジア通史!
王国から共和国まで、権威主義体制から自由民主主義体制まで、多様なアジアの近現代史を統一的に描くことは果たして可能なのだろうか?
本書は、「脱植民化」、とりわけ第二次世界大戦前後の1940年代から50年代に注目して、この問いに鮮やかに答えている。
というのも、この時期にできあがった権力関係の布置が現在の政治体制に重要な影響を及ぼす「起源」となっているからである。
本書がとくに心血を注いだのは、脱植民地化を果たしたアジア諸国でなぜ一部の国は民主化し、他は種々の独裁体制となったのか、ということである。
鍵となるのは、植民地期末期の「制度と運動」である。まず、制度としては自治制度と王室の二つを、また運動としては武装闘争をともなう急進的なものと非武装の穏健なものの二つを、独立前後の政治変動に影響する重要な要因と位置づける。
そして、これらの制度の存否と運動の強弱の組み合わせから、四種のリーダー集団を導き出し、独立後の体制類型を解明するのだ。
これまで多様に見えたアジアの近現代史は、この方法により初めて統一的な視野に収められる。比較政治学の記念碑的著作!