ホーム > 商品詳細

組織衰退のメカニズム~歴史活用がもたらす罠~

松尾 健治  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \5,999(税込)         

発行年月 2022年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 15p,470p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/経営学/経営理論・経営思想史
ISBN 9784561267638
商品コード 1034644946
NDC分類 335.1
基本件名 経営学
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034644946

内容

【2022年度日本経営学会賞(著書部門)本賞受賞】



戦前に大きな成功をおさめた鐘紡。戦後は衰退して最後には破綻した。本書は、膨大な社内資料や当事者の証言から、戦後の過程(プロセス)に解像度高く迫り、組織衰退のメカニズムを探求していく。そこで見えてきたのは、当事者の必死さ、誤算、恐れ、弱さ、罠に陥っていく様や、一人一人の思惑とそれらの掛け違いであった。

成功した経験をもつ組織がなぜ衰退してしまうのか、と問えば、多い答えは、成功から学習したことの慣性が、環境変化への適応を妨げるから、というものだろう。とはいえ、人は失敗から学習することもできるはずだ。環境変化に際して大きく失敗すれば、失敗から学習して新たなやり方を取り入れることもできる。だが、それがうまくいくとは限らない。つまりこの問いは、容易には答えられないし、かといって気にせずに済ますこともできない古くから人間社会にある問いであり、持続的成長が求められる今日の企業にとっても向き合うべき問いとして残されている。

成功あるいは失敗から学習するということは、組織の過去についての解釈(歴史)を当事者が活用する営みである。組織の当事者が自分たちの歴史をどのように活用してしまうことが衰退につながるのか。本書が解き明かすのは、等身大の企業人たちが歴史の活用に失敗し、それによってもたらされる組織衰退のメカニズムである。

目次

カート

カートに商品は入っていません。