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手先の器用さを育てる保育ワーク~発達を促す、インクルーシブ保育教材~
尾崎 康子,
トート・ガーボル,
竹井 史
著
発行年月 |
2019年06月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
124p |
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大きさ |
30cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/教育学/特別支援教育 |
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ISBN |
9784564609046 |
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商品コード |
1029964860 |
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NDC分類 |
378 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2019年07月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029964860 |
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内容
「はじめに」より
生まれたばかりの赤ちゃんの手は、固く握ったままです。やがて、成長とともに自分で自分の手を動かすことができるようになりますが、すぐに指が思いどおりに動かせるわけではありません。5本の指がそれぞれ独立して動かせるようになるのは幼児期後半です。このように、全ての赤ちゃんは、手先が不器用なところから出発するのですが、幼児期後半にもなると、器用な子どもと不器用な子どもが出てきます。子どもの手先が不器用な場合、一つには、発達が晩熟であることが考えられます。運動発達のスピードは子どもによって違うので、この時期には器用さの差となって表れてくるのです。もう一つは、発達障害の子どもの場合です。発達障害では、本来の特徴に加えて、手先の不器用さがあることが指摘されています。
一般には、子どもに手先の不器用さがあっても、そのうち直るだろうと楽観視していることがほとんどですが、放っておいてどうにかなるものではありません。それどころか、不器用さが深刻な場合は、製作やお絵描きなどが苦手になって、やりたがらなくなります。そして、取り組まないとますますできなくなるという悪循環に陥り、その結果、書字や描画活動そのものに自信をなくしかねません。そこで、手先の不器用な子どもほど、たくさんの手指を使う活動を行うことがポイントとなってきます。
手指を動かすトレーニングとして、絵を描くことが大変効果的であることが分かっています。また、筆記具を使って絵を描くことは、将来の学校での書字学習に向けた準備にもなります。本書では、幼児期の手先の不器用な子どものためのトレーニングとして、たくさんの描画課題を掲載しました。是非、楽しく取り組んでみてください。