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蔦屋重三郎~時代を変えた江戸の本屋~(別冊太陽 日本のこころ 319)
鈴木 俊幸
監修
発行年月 |
2024年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
159p |
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大きさ |
29cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784582923193 |
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商品コード |
1039289497 |
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NDC分類 |
289.1 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2024年12月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1039289497 |
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著者紹介
鈴木 俊幸(監修):1956年、北海道生まれ。中央大学文学部教授。専攻は近世文学、書籍文化史。中央大学文学部国文学専攻卒業。同大学大学院博士課程単位取得満期退学。著書に、『江戸の読書熱 自学する読者と書籍流通』、『絵草紙屋 江戸の浮世絵ショップ』(以上、平凡社選書)、『江戸の本づくし――黄表紙で読む江戸の出版事情』(平凡社新書)、『近世読者とそのゆくえ――読者と書籍流通の近世・近代』(平凡社)など。
内容
どうでぇ これが蔦重だ!!
時代の風雲児をビジュアルでたどる決定版。
江戸が経済都市に変貌する18世紀半ば。
変わりゆく時代が求めたかのように、蔦屋重三郎は現れた。
蔦重は時代の何を捉え、何を形作ったのか──。その生涯を追う。
《目次》
◎巻頭言 蔦屋重三郎を誉めたい 鈴木俊幸
◎第一章 「稀代の本屋」蔦屋重三郎の生涯
【蔦屋重三郎という生き方──時代を捉え、時代をつくる】 鈴木俊幸
一、新吉原に生い立つ──時代の色差し
二、吉原世界の一員として──吉原本と吉原細見
三、風を読み、風を起こす──当世本の出版
四、狂歌と戯作の江戸──日本橋通油町進出
五、風の変わり目──天明から寛政へ
六、書籍市場を耕す──読者層の変化、山東京伝という作名
七、書物問屋蔦屋重三郎──附、地本問屋仲間成立と浮世絵出版
・コラム 吉原の町歩きガイド『吉原細見』の読み方
◎第二章 「吉原」という世界
【蔦屋重三郎が編集した吉原】 田中優子
吉原遊郭の全貌/遊女たちの城 妓楼/吉原の隠語と「ありんす言葉」
吉原のしきたり/吉原の女たち/遊女の一生と階級/吉原で働く女性たち
遊女の一日/吉原遊女の一日/吉原の年中行事
◎第三章 蔦重が生み出したもの
【蔦屋重三郎のネットワーク】 田中優子
〈図解〉蔦屋重三郎の文化人ネットワーク
朋誠堂喜三二/恋川春町/大田南畝/宿屋飯盛/朱楽菅江/山東京伝
北尾重政/北尾政美/鱗形屋孫兵衛/鶴屋喜右衛門/西村屋与八
【浮世絵の新展開】 日野原健司
喜多川歌麿──新しい美人画の創造
東洲斎写楽──浮世絵界に残したインパクト
◎エッセイ
狂騒と倹約 蔦重が生きた二つの時代の空気 小林ふみ子
江戸時代の出版事情──版元と流通 松永瑠成
寛政の改革と地本問屋 湯浅淑子
蔦重と葛飾北斎 日野原健司
版元の才覚──ポスト蔦重の出版界 日野原健司