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日本犬の誕生~純血と選別の日本近代史~
志村 真幸
著
発行年月 |
2017年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,230p,7p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産 |
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ISBN |
9784585221722 |
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商品コード |
1024239977 |
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NDC分類 |
645.6 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2017/04/30、東京・中日新聞 2017/05/07 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1024239977 |
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著者紹介
志村 真幸(著者):1977年神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は南方熊楠研究。南方熊楠研究会運営委員。京都外国語大学非常勤講師。
内容
「絶滅危機にある日本犬を守らねばならない」日本固有の犬種の保護・飼育を目指して発足した平岩米吉らの日本犬保存会。彼らは、真正なる「日本犬」の姿を追い求め、淵源を探り、7つの犬種を天然記念物に指定することで、純血種の保存をはかっていった。しかし、そこには排除と選択の論理のなかで創り出された「日本犬」の姿があった。近代化、国民国家形成、動物保護、戦争…。博物学者・南方熊楠と平岩との対話を起点に、時代に翻弄され、淵源と純血を求められ続けた犬たちをめぐる言説をたどり、日本近代史の裏側を照らし出す。