平安文学の交響~享受・摂取・翻訳~
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内容
目次
1 平安時代における享受と摂取-漢詩・和歌・日記・歴史物語(平安朝における七言排律詩の普及-文章生試への出題を通して 『多武峯少将物語』と師輔周忌法要-官途不遇を共有する享受の基盤 ほか) 2 物語文学の解釈・享受・変容-『源氏物語』・後期物語・中世王朝物語(桐壺巻「いとかく思う給へましかば」の一解釈-『漢書』元后傳椽六十八 司馬良〓(てい)傳の影響 『源氏物語』「雨夜の品定め」の会話主をめぐる一問題 ほか) 3 『伊勢物語』『源氏物語』の古注釈と絵巻-中世から近世にかけて(内閣文庫本系『奥入』諸本の位相と分類 鎌倉時代の『源氏物語』享受について-『光源氏物語抄』における西円の源氏学 ほか) 4 近現代における『源氏物語』と平安文学-享受・摂取・翻訳(与謝野晶子『新新訳源氏物語』和歌の性格-依拠テキストの解明は可能か 『山の音』と『源氏物語』「宇治十帖」-錯覚・妄想の世界と永続性 ほか)
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