形成される教養~十七世紀日本の<知>~
著者紹介
内容
目次
1 基盤としての室町文化(策彦周良の聯句文芸 五山僧侶の教養-古澗慈稽を例に 公家の学問-三条西家を中心に 教養としての謡-室町文化はいかに継承されたか) 2 学問の復権(林羅山と朱子学 林羅山の儒仏論-『野槌』和文序を緒として 伝授と啓蒙と-松永貞徳『なぐさみ草』をめぐって 江戸初期の有識故実と文化システム-書と公家装束をめぐって) 3 メディアの展開(慶長前後における書物の書写と学問 角倉素庵と学問的環境 中世から近世初期の医学知識の展開-出版文化との関わりから 近世における大蔵経の出版とその影響 近世狩野派の墨竹図をめぐる教養-制作、鑑賞のための基礎知識の形成) 4 文芸性の胎動(『大坂物語』論-歴史はどのように記述されるのか 烏丸光広の画賛 貞徳俳諧と狂歌の思想-狂歌集の序文をめぐって 街道の牛若物語-近世初頭の浄瑠璃の語られ方 ことばと思想に見るキリシタン文化の影響-黒船・南蛮屏風・パンヤ・伊曽保物語の受容)
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