ホーム > 商品詳細
丸善のおすすめ度

日本SF誕生~空想と科学の作家たち~

豊田 有恒  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \1,980(税込)         

発行年月 2019年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 22p,203p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784585291848
商品コード 1030606836
NDC分類 910.264
基本件名 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年09月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030606836

著者紹介

豊田 有恒(著者):1938年前橋市生まれ。「鉄腕アトム」など黎明期のアニメ界にシナリオライターとして参加、以後SF翻訳家を経てSF作家として独立。島根県立大学名誉教授。著書に「火星で最後の…」など。

内容

日本SFが、かつての空想科学小説というジャンルからアウフヘーベンして、あらたに確立したのは、1960年代の初頭からである。当時、日本の出版界では、ひとつのジンクスが語られていた。西部小説とSF小説を出版すると、その出版社は倒産するというものである。SF小説は、いわば未知の文学ジャンルだった。
多くの同志とともに、日本にSFを広めていく過程は、いわば一種の文学運動だった。これは、ひとつの文学ジャンルを確立するまでの、SF作家たちの苦闘と、哀愁と、歓喜の交友の物語である。
今、日本SFが根を下ろすまでの事情を、いわば遺言として書き残すことが、馬齢を重ねた同志としての使命かもしれないと考え、あえて語ることとした。もともと書誌学のようなものには疎いほうだから、年譜的な記録を残すつもりはない。いわばSF作家交遊録と言った体裁になるが、これまで書かれていない破天荒なエピソードなども紹介しながら、筆を進めていきたいと思う。筆を進めると、書いてしまった。今ならキーボードを叩くと書くべきだろうが、あれから半世紀以上、科学の進歩は、われわれSF作家の想像を超えるテンポで進行した。

目次

カート

カートに商品は入っていません。