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コレクションと歴史意識~十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし~
古畑侑亮
著
発行年月 |
2024年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
12p,356p,35p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
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ISBN |
9784585320388 |
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商品コード |
1038221463 |
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NDC分類 |
210.01 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2024年04月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1038221463 |
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著者紹介
古畑侑亮(著者):古畑侑亮(ふるはた・ゆうすけ)
1990年生まれ。2021年、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
一橋大学大学院社会学研究科特任講師(ジュニアフェロー)などを経て、現在、親鸞仏教センター嘱託研究員。
専門は日本近世史・19世紀史学史。
論文に「刊行物にみる金沢甚衛の横顔―社会事業の実践と歴史研究を中心に」(『大倉山論集』第66輯、2020年)、「明治初期の旧旗本領におけるネットワークと歴史意識―佐久間家の旧知行所を事例として」(『人民の歴史学』第230号、2021年)、「幕末における国学者の文献考証と遺跡認識 ―色川三中『黒坂命墳墓考』稿本の比較から」(『土浦市立博物館紀要』第33号、2023年)などがある。
内容
ヒト・モノ・情報の流通が成熟していった十八世紀半ば、それらをひたすらに集め、記録し、事物の起源・沿革に想いを馳せる人々が各地に現れてきた――古いものに強いこだわりをもった彼らは、「好古家」と呼ばれるようになる。
「好古家」たちは、明治の世を迎えてからも古いものへの関心を失うことはなかった。
前時代の学者に憧れ、それまでの学問蓄積やネットワークを引き継ぎつつ、 新しい学知やメディアをも使いこなすことで知識を深め、「江湖」に同好の士を求めていったのである。
ときに新聞・雑誌に載って共有・発信されたその営為の痕は、 いまも刊行物やコレクションとして遺され、歴史学をはじめとした人文学研究の基盤となっている。
幕末・明治という転換の時代を生きた一人の「好古家」に視座を置き、彼が遺した書簡や紀行文、 編纂物を手がかりとしてそのコレクションを紐解く。
そこから見えてくるのは、蒐集活動の実態と古いものへ注がれた熱いまなざしである。
大学という制度や学知が確立する以前の在野における歴史研究の実相とアカデミズムへの継承を描き出す画期的著作。