丸善のおすすめ度
アジア遊学<283> 東アジアの後宮
伴瀬明美,
稲田奈津子,
榊 佳子,
保科季子
編
発行年月 |
2023年06月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
337p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典 |
---|
|
|
ISBN |
9784585325291 |
---|
|
商品コード |
1036298718 |
---|
NDC分類 |
302.2 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2023年07月5週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036298718 |
---|
著者紹介
伴瀬明美(編者):伴瀬明美(ばんせ・あけみ)
大阪大学大学院人文学研究科教授。専門は日本中世史。
主な論文に「女房として出仕すること―中世前期の貴族社会における女房」(総合女性史学会他編『女性労働の日本史』勉誠出版、二〇一九年)、「摂関期の立后儀式―その構造と成立について」(大津透編『摂関期の国家と社会』山川出版社、二〇一六年)、「中世前期:天皇家の光と陰」(服藤早苗他著『歴史のなかの皇女たち』小学館、二〇〇二年)などがある。
稲田奈津子(編者):稲田奈津子(いなだ・なつこ)
東京大学史料編纂所准教授。専門は日本古代史。
主な著書・論文に『日本古代の喪葬儀礼と律令制』(吉川弘文館、二〇一五年)、「納棺・埋葬儀礼の復原的考察―トゥルファン出土随葬衣物疏を中心に」(佐藤信編『律令制と古代国家』吉川弘文館、二〇一八年)、『黄泉の国との契約書―東アジアの買地券』(共編著、勉誠出版、二〇二三年)などがある。
榊 佳子(編者):榊 佳子(さかき・けいこ)
東京大学史料編纂所学術専門職員。専門は日本古代史。
主な論文に「夫婦の同籍と片籍」(新川登亀男、早川万年編『美濃国戸籍の総合的研究』東京堂出版、二○○三年)、「古代における天皇大葬管掌司について」(『国立歴史民俗博物館研究報告第一四一集』二○○八年)、『黄泉の国との契約書―東アジアの買地券』(共編著、勉誠出版、二〇二三年)などがある。
保科季子(編者):保科季子(ほしな・すえこ)
関西学院大学非常勤講師。専門は中国古代史、漢代史、思想史。
主な論文に「天子の好逑―漢代の儒教的皇后論」(『東洋史研究』六一―二、二〇〇二年)、「漢代の女性秩序―命婦制度淵源考」(『東方学』一〇八輯、二〇〇四年)、「漢代における経学講論と国家儀礼―釈典礼の成立に向けて」(『東洋史研究』七四―四、二〇一六年)などがある。
内容
皇帝・国君の妻妾が住まい、再生産が行われる場である「後宮」。
ドラマや漫画、ゲームなどにもたびたび取り上げられ、今なお人々の関心を集めるが、その実態は、国・時代によって変化し、多様性に富んでいた。
「後宮制度」の規範となり、儒教に基づく礼制に即しつつも、理念と現実の間で揺れ動き、また民族や時代によって変化し続けた中国。
中国礼制を積極的に受容しつつも独自性を色濃く残した朝鮮。天皇だけでなく武家政権にも〈後宮〉が設けられるなど、独自路線をひた走った日本。日中韓のみで語られがちな「東アジア」という枠組みを相対化するインパクトを有する大越・琉球。
中国、朝鮮、日本やその他の各地域において、後宮のあり方、後宮を構成する人々(妃嬪、女官、宦官など)の制度、儀礼、文化、日常の実態などを幅広く考察し、東アジアの後宮における共通性と多様性に迫る。