著者紹介
ピーター=ポール・フェルベーク(著者):(Peter-Paul Verbeek)
1970年、オランダ生まれ。現在、オランダのトゥエンテ大学(The University of Twente)哲学科の教授。The Society for Philosophy and Technology(SPT)の会長(President)。主な研究領域は、技術哲学、特に技術と人間の関係についての研究であり、「ポスト現象学」と言われる現象学的系譜の技術哲学における現代の代表的な哲学者の一人である。英語で書かれた主な業績は、単著として、What Things Do — Philosophical Reflections on Technology, Agency, and Design (Pennsylvania State Univ. Press, 2005)、共編著として、Kroes, P. and P. P. Verbeek, eds., The Moral Status of Technical Artefacts (Springer, 2014)、Verbeek, P. P. and A. Slob, eds., Us…
鈴木 俊洋(翻訳):1968年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、上智大学理工学部ほか非常勤講師。
主な著作・論文に、『数学の現象学――数学的直観を扱うために生まれたフッサール現象学』(法政大学出版局、2013)、『岩波講座 哲学05 心/脳の哲学』(岩波書店、2008、共著)、「専門知と専門職倫理――技術者倫理の事例『チャレンジャー号事件』に即して」(『芝浦工業大学研究報告 人文系編』vol. 42-2、2008)、「技術から生まれた数学――数学的対象発生の歴史的研究と現象学的分析」(日本哲学会『哲學』58号、2007)など。訳書に、クリスティアン・ヘッセ『数学者クリスティアン・ヘッセと行くマジカルMathツアー』(東京図書、2014)。