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個体化の哲学~形相と情報の概念を手がかりに~(叢書・ウニベルシタス 1083)

ジルベール・シモンドン  著

近藤 和敬, 中村 大介, ローラン・ステリン, 橘 真一, 米田 翼  翻訳
藤井 千佳世  監修
 品切
       
価格 \6,820(税込)         

発行年月 2018年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 37p,569p,8p,22p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/科学社会学・科学技術史・科学哲学 /科学社会学・科学技術史・科学哲学:概論
ISBN 9784588010835
商品コード 1027776671
NDC分類 401
基本件名 科学哲学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年08月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027776671

著者紹介

ジルベール・シモンドン(著者):(Gilbert Simondon)
1924年生まれ。1958年に博士論文を提出後,ポアティエ大学,リヨン大学,ソルボンヌ大学,パリ第五大学で教鞭をとった。1989年死去。個体化論と技術論の哲学として知られるシモンドンの思想は,ジル・ドゥルーズや,ジョルジュ・フリードマンの著作のなかでしばしば言及されており,ベルナール・スティグレールにも影響を与えた。博士論文の副論文にあたる『技術的諸対象の実在様態について』(1958年)は,現代では技術哲学の古典的著作の一つと目されている。2005年に博士論文全体が一冊の著作として出版されて以降,現在までに講義録もいくつか出版されている。1989年没。
近藤 和敬(翻訳):鹿児島大学法文教育学域法文学系准教授。著書に『構造と生成I カヴァイエス研究』(月曜社,2011年),『数学的経験の哲学─エピステモロジーの冒険』(青土社,2013年),共編著に『主体の論理・概念の倫理』(以文社,2017年)など。
中村 大介(翻訳):豊橋技術科学大学准教授。共著に『主体の論理・概念の倫理』(以文社,2017年),論文に「カヴァイエスにおける学問論と論理学」『哲學』第64号(日本哲学会,2013年),「シモンドンの技術論におけるイマージュと構想力」『フランス哲学・思想研究』第16号(日仏哲学会,2011年)など。
ローラン・ステリン(翻訳):(Laurent Stehlin)
ローザンヌ大学卒業,京都大学と大阪大学に留学。とりわけシモンドンによる個体の観点に興味をもち,西田幾多郎との接点を研究。現在は翻訳者として活動中。著書にMondes du soi et lieu des mondes chez Nishida Kitarô(Peter Lang, 2008年),論文に「西田幾多郎における個物概念の発生」(『愛知:φιλοσοφια』第22号,2010年)など。
橘 真一(翻訳):大阪大学人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。研究ノートとして「ジルベール・シモンドンにおけるinformationの概念について」『年報人間科学』第33号(大阪大学人間科学研究科,2012年)。論文に「シモンドンにおけるトランスダクションの概念について」『フランス哲学・思想研究』第17号(日仏哲学会,2012年)など。
米田 翼(翻訳):大阪大学人間科学研究科博士後期課程。論文に「ベルクソンとヴァイスマンの遺伝論」『フランス哲学・思想研究』第21号(日仏哲学会,2016年),翻訳にポール=アントワーヌ・ミケル「外界の存在について」『ベルクソン『物質と記憶』を解剖する』(書肆心水,2016年)など。
藤井 千佳世(監修):中京大学国際教養学部助教。共著に『主体の論理・概念の倫理─20世紀フランスのエピステモロジーとスピノザ主義』(以文社,2017年),論文に「スピノザとカンギレム──生の規範から倫理的範型(exemplar)へ」『哲学』第64号(日本哲学会,2013年)など。

内容

いま世界的に注目される哲学者シモンドンの主著。フランス科学認識論の系譜にあり、ドゥルーズやスティグレールに多大な影響をもたらした大著の主論文が初邦訳。物理学、生物学、情報科学等の多様な事例に基づいて伝統的な「個体とは何か」という哲学的問いを革新し、「認識論および存在論に先立つ真の第一哲学」としての個体発生の知に迫る。技術と生命をめぐる未来の哲学の序章。

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