著者紹介
マリ=ジョゼ・モンザン(著者):(Marie-José Mondzain)
1942年、アルジェ生まれ。CNRS(フランス国立科学研究センター)名誉研究ディレクター。哲学者。主な著書に、『イメージ、イコン、エコノミー』(Image, icône, économie : les sources byzantines de l’imaginaire contemporain, Seuil, 1996)、『ホモ・スペクタトール』(Homo spectator, Bayard, 2007)、『押収──言葉の、イメージの、時間の』(Confiscation : des mots, des images et du temps, Les Liens qui libèrent, 2017)などがある。最新の著作は、『KはコロニーのK──カフカと想像的なものの脱植民地化』(K comme Kolonie : Kafka et la décolonisation de l’imaginaire, La Fabrique, 2020)。
澤田 直(翻訳):1959年、東京生まれ。立教大学文学部教授。パリ第1大学博士課程修了(哲学博士)。専攻はフランス語圏文学・現代思想。著書に『〈呼びかけ〉の経験──サルトルのモラル論』(人文書院)、『ジャン=リュック・ナンシー』(白水社)、編著に『サルトル読本』 (法政大学出版局)、『異貌のパリ1919‒1939』(水声社)、訳書にサルトル『真理と実存』『言葉』(以上、人文書院)、同『自由への道』全6巻(共訳、岩波文庫)、レヴィ『サルトルの世紀』(共訳、藤原書店、第41回日本翻訳出版文化賞)、フォレスト『さりながら』(白水社、第15回日仏翻訳文学賞)、ペソア『[新編]不穏の書、断章』(平凡社ライブラリー)ほか。
黒木 秀房(翻訳):1984年、東京生まれ。立教大学外国語教育研究センター教育講師。専攻は現代フランス思想。著書に『ジル・ドゥルーズの哲学と芸術──ノヴァ・フィグラ』(水声社)、論文に「リアリズムの問題の哲学的射程──ドゥルーズ『シネマ』におけるネオレアリズモを出発点として」(『フランス哲学・思想研究』第25号、2020年)、「ドゥルーズと「フィクション」の問題──「ドラマ化」を中心に」(『フランス語フランス文学研究』第108号、2016年)ほか。