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カウンターセックス宣言(叢書・ウニベルシタス 1149)
ポール・B.プレシアド
著
藤本 一勇
翻訳
発行年月 |
2022年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
5p,236p,76p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784588011498 |
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商品コード |
1034803295 |
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NDC分類 |
367.9 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2022年10月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034803295 |
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著者紹介
ポール・B.プレシアド(著者):(Paul B. Preciado)
1970年生まれ。スペインのブルゴス出身の哲学者。トランス・クィア活動家、キュレーター。ニューヨークのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチでジャック・デリダとアグネス・ヘラーに師事した後、プリンストン大学建築学科で博士号を取得。早くからトランスを自覚していたが、30代半ばからテストステロンを用い、外科手術をともなわない「緩やかなトランス」を開始。2015年に出生時に与えられたBeatrizの女性名でなくPaulを名のるようになり、2016年には戸籍上の性も「男性」に変更したが、ノンバイナリーなトランスの立場をとる。フーコー、ドゥルーズ、デリダの思想をハラウェイのサイボーグ・フェミニズムと接続し、現代の先端テクノロジー状況(先端生殖医療、サイボーグ技術、遺伝子工学、コンピューター技術、メディア技術、新薬理学、等々)におけるセクシュアリティをめぐる生政治・生権力の問題を、トランスジェンダー、クィアの立場から鋭く論じる。ニューヨーク大学やプリンストン大学の招聘教授を務めたほか、バルセロナ現代美術館、ソフィア王妃芸術センター、LUMA …
藤本 一勇(翻訳):1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。現代哲学、表象・メディア論専攻。著書に『情報のマテリアリズム』(NTT出版)、『外国語学』(岩波書店)、『批判感覚の再生』(白澤社)、共著に『現代思想入門』(PHP研究所)、訳書にデリダ『散種』(共訳、法政大学出版局)、同『プシュケー I・II』『哲学のナショナリズム』、デリダ/ルディネスコ『来たるべき世界のために』、デリダ/ハーバーマス『テロルの時代と哲学の使命』(以上、岩波書店)、ラクー=ラバルト『歴史の詩学』、バディウ『存在と出来事』『哲学の条件』(以上、藤原書店)ほか。
内容
ジェンダー、フェミニズム、性の脱植民地化の思考においていま最も過激で先端的な哲学者プレシアド。対抗的な性的身体の可能性を、セックストイ、ポルノ、ドラッグなど技術の歴史の読解から導き出し、生物学的に自然なものとされてきた異性愛中心主義的・性別二元論的な体制の脱構築を図る。フーコー、ドゥルーズ、デリダを批判的に継承し、フェミニズムとクィア理論をさらに推し進める解放の書!