グローバル秩序という視点~規範・歴史・地域~
松井 康浩 著
内容
目次
グローバル秩序論の諸相-帝国論からグローバル国家論へ 1 グローバル秩序への規範的アプローチ(規範的国際政治理論におけるグローバル秩序構想-「コスモポリタン‐コミュニタリアン論争」を手がかりに グローバル社会における国連の秩序構築-安保理の権威と正当性の問題を中心に ほか) 2 ヘゲモン/帝国としてのアメリカ合衆国の形成と展開(1940年代における米国の太平洋戦略と「グローバル秩序」-「南太平洋委員会」の創設をめぐって 「招かれた『帝国』」の冷戦プロパガンダ-トルーマン政権期米国の「『イタリアへの手紙』キャンペーン」 ほか) 3 歴史的帝国から新しい地域主義(regionalism)へ(帝国の子ども、国民の子ども-婚外子からみた帝政オーストリアにおける帝国‐国民秩序 東アジアにおけるグローバル化と地域統合 ほか) 4 オルター・グローバリズム-地域(local)/市民社会の可能性(グローバルな権力ネットワークと市民社会-水道事業の民営化言説・実践と対抗運動 歴史的記憶をめぐるトランスナショナル市民の萌芽-「長生炭鉱の"水非常"を歴史に刻む会」を事例に ほか)
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