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夏目漱石とクラシック音楽

瀧井敬子  著

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価格 \2,750(税込)         

発行年月 2018年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 319p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784620324982
商品コード 1026715895
NDC分類 910.268
基本件名 音楽
個人件名 夏目/漱石
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年05月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/05/27、読売新聞 2018/06/17
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026715895

内容

文豪はなぜ西洋音楽に魅了されたのか?
夏目漱石は大のクラシックファンだった?! 従来のイメージを覆す画期的な漱石論の誕生!

「趣味は人間に大切なものである。楽器を壊すものは社会から音楽を奪う点において罪人である」(『野分』より)

ロンドン留学中に西洋音楽と出会った夏目漱石は、盟友寺田寅彦の手ほどきもあって、以後大のクラシックファンとなる。お洒落をしてコンサートに行くのがなによりの楽しみで、娘に当時としては高額のピアノを買い与え、中島六郎という専属教師をつけ、彼の音楽評を森田草平にまとめさせ、新聞の文芸欄に掲載させていた。 日本最初のバイオリニスト幸田延や、日本に初めてオーケストラを作ったアウグスト・ユンケル等、当時の一流音楽人たちの公演も観ていた。
音楽への傾倒は作品にも大きな影響を与えている。『三四郎』における美禰子の造形を筆頭に、有名な『野分』の音楽会の場面、随筆『ケーベル先生』など漱石文学の名作は、クラシックを抜きにして語れないものだった。文明社会に芸術は欠かせないと考えていた漱石にとって、クラシックとは『草枕』で語られる理想の境地「非人情」を具現化するものだった。
音楽学の第一人者による画期的な漱石論が登場!

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