内容
本書は、常微分方程式の数値解析法、特に初期値問題を中心にその離散変数解法を解説した教科書。 1960年代以降急速に発展した成果(数値的安定性解析、ルンゲ-クッタ法の木解析、シンプレクティック離散変数解法、一般線形法など)を要領よく取り入れ、離散変数解法の「百科事典」ともいえる内容。 数値解法をコンピュータに載せて計算を行うためのプログラム・コード(FORTRANプログラム)のうち、著者によって作られたものを精選して掲載。数値例を多数あげ、方法およびプログラムの特徴を、図表を駆使しながら詳しく分析。また、トピックスの歴史的背景についての記述も随所に盛り込まれている点が特長といえる。