内容
キュリー夫人が長女イレーヌをはじめとした10歳くらいの子どもたちに理科を教えた「マリーの授業」の記録。この授業を受けていた13歳の少女(イザベル・シャヴァンヌ)のノートが奇跡的に発見され、2003年キュリー夫人のノーベル賞100周年にあわせてフランスで出版されたその邦訳版。 キュリー夫人の伝記は数多くあるが、実際にどのような授業を行っていたのかはまったく知られていない。100年経った今も色あせない楽しい実験ばかりで、キュリー夫人がどのように子どもたちに接し、どんなふうに小さい子どもたちに理科を教えていたのかを知ることができる、キュリー夫人の知られざる一面がいま初めて明らかになる、魅力的で貴重な物理実験ノート。 身近な実験から科学の原理が学べる本として、老若男女をとわず科学に興味のあるすべての人に、そして学校の先生にぜひ読んでほしい一冊。