薬学生のための医療倫理~コアカリ対応~ 新版
内容
目次
●序章:現代医療における薬剤師の使命 ・現代医療における薬剤師の新たな使命:患者中心の医療の実現へ ・なぜチーム医療なのか ・医療人のプロフェッショナリズムと社会的責任 ・基本事項・コアカリ演習① ●第1章:薬剤師が果たすべき役割と求められる倫理 ・薬学の歴史と現在そして未来 ・薬剤師の役割の変遷と医薬分業(世界と日本) ・医薬品の適正使用とファーマシューティカルケア ・法令の構成と薬剤師関連法規 ・薬剤師の倫理規定と薬剤師法 ・世界の薬剤師倫理規定 ・世界の薬学教育 ・情報倫理と情報セキュリティ ・レギュラトリーサイエンス ・基本事項・コアカリ演習② ●第2章:人権と患者の権利 ・医師のパターナリズムから患者の自己決定権へ ・インフォームド・コンセントと守秘義務の法的根拠 ・患者の基本的権利の確立の歴史とリスボン宣言 ・患者の権利章典から「患者のケアにおけるパートナーシップ」へ ・患者の権利に関する世界宣言(1):WHO憲章・世界人権宣言・国際人権規約 ・患者の権利に関する世界宣言(2):オタワ憲章・マドリード宣言 ・基本事項・コアカリ演習③ ●第3章:医療者-患者関係におけるコミュニケーション ・医療面接と言語的・非言語的コミュニケーション ・医療面接技法としての「質問法」 ・医療面接技法としての「態度」 ・倫理コンサルテーション ・患者の心理状態への配慮と対応:リスニングスキルとアサーション ・病気の患者の心理・家族の心理 ・ユマニチュード技法 ・基本事項・コアカリ演習④ ●第4章:生命倫理の概観:歴史と展望 ・生命倫理の成立とその背景 ・ベルモントレポートと生命倫理の4原則 ・生命と人間の尊厳:生命の神聖(SOL)と生命の質(QOL) ・パーソン論と人間の権利 ・グローバル・バイオエシックスの模索 ・生命倫理と医療倫理・臨床倫理 ・基本事項・コアカリ演習⑤ ●第5章:生殖医療と生命倫理 ・人工授精・体外受精 ・生殖革命・精子銀行・代理母 ・出生前診断・着床前診断 ・人工妊娠中絶と母体保護法 ・配偶子・胚の資源化と社会的影響 ・基本事項・コアカリ演習⑥ ●第6章:脳死・臓器移植と生命倫理 ・死の定義 ・脳死と現代医療における死の意味 ・臓器移植は許されるか ・臓器移植法改正 ・世界の脳死と臓器移植に関する法律 ・基本事項・コアカリ演習⑦ ●第7章:終末期医療と生命倫理 ・終末期医療とは何か ・緩和ケアとアドバンス・ケア・プラニング ・各国の終末期医療に関する法制度 ・安楽死・尊厳死・治療の中止 ・地域包括ケアシステムの構築 ・基本事項・コアカリ演習⑧ ●第8章:先進医療と生命倫理 ・遺伝子診断・治療 ・再生医療 ・クローン技術 ・脳科学と脳神経倫理学 ・難病治療・エンハンスメント ・基本事項・コアカリ演習⑨ ●第9章:臨床研究の倫理 ・ニュルンベルク綱領とヘルシンキ宣言 ・新薬開発と遵守すべき基準 ・利益相反・研究不正と臨床研究法 ・動物実験の倫理 ・データサイエンスの倫理 ・基本事項・コアカリ演習⑩ ●第10章:薬害と医療事故 ・薬害の定義と歴史 ・薬害エイズ ・薬害を防止するために ・医療事故と医療過誤 ・医療安全 ・基本事項・コアカリ演習⑪ 【巻末資料】 ・FIP薬剤師倫理規定 ・リスボン宣言 ・患者の権利章典 ・ニュルンベルク綱領 ・ヘルシンキ宣言 索引
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