内容
【古代から「健康」はどれほど改善されてきたのか?医療評価を軸に世界の医療の歴史を捉える一冊】
病気の苦しみから解放し,健康を良くするための医療.だが,その目覚しい発展にもかかわらず,おおくの医者や患者が,「上手くやっているはずなのに,ますます悪くなっている」と感じている.そのため現代にいたり,ほんとうに医療が,どれほど健康を改善し,害でなく利益をもたらしているのか,データと根拠に基づく評価が始められた.本書は,日本に医療評価を取り入れた第一人者が,古代から中世にいたる医療を,これまでにない全く新しい切り口で振り返る.常識を打ち破り,あらたな医療のありかたを探る,すべての人に,そのヒントと手引きを提示する.