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ハンザ~12-17世紀~
フィリップ・ドランジェ
著
高橋 理
監修
奥村 優子,
小澤 実,
小野寺 利行,
柏倉 知秀,
高橋 陽子,
谷澤 毅
他
発行年月 |
2016年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
434p,39p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/各国の経済事情・経済史 |
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ISBN |
9784622085119 |
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商品コード |
1023359507 |
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NDC分類 |
332.34 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2017年02月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2017/02/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1023359507 |
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著者紹介
フィリップ・ドランジェ(著者):1904〜99年。ストラスブール大学でM.ブロック、L.フェーヴル、C.-E.ペランの指導を受ける。同大学教授、ストラスブール市立文書館・図書館長を歴任。
内容
ロシアからアイスランドにおよぶ中世北ヨーロッパ交易を支配した、最大にして最長の商人・都市共同体、ハンザ。その制度、文化、歴史を余すところなく詳述した決定版。「ハンザは、当時の法曹家が当惑するような奇妙な勢力でもあった。ハンザは主権国家ではなかった。というのもハンザ都市は神聖ローマ帝国の領域内に存在し、程度の差はあれ、いずれも多様な聖俗領主の支配下にあったからである。緩やかな組織であるハンザは、法人格を持たず、恒常的な財政や陸海軍も有していなかった。印章もなければ固有の官僚組織や統治機構も持たなかった。唯一の例外的な組織であるハンザ総会 Hansetag すらも開催頻度は低く不定期であり、さらに真の意味で全メンバーが出席する総会であったことなど一度もなかったのである」(序論)。この、すぐれて中世的でありながら、奇妙な交易「共同体」の黎明期から終焉までを追った全史である。通史に加え、ハンザの組織構造、都市間の関係、船舶・航海・船主のありよう、ハンザ商人の類型と生涯、ライバルとの競争、地域ごとの交易品、生み出した言語・美術なども章別に詳細にとりあげ、ハンザを多角的に照射する。原書出版後、直ちにハンザ通史最良の定番としての地位を獲得した決定版、ついに邦訳。