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ライフ・プロジェクト~7万人の一生からわかったこと~
ヘレン・ピアソン
著
大田 直子
翻訳
発行年月 |
2017年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
347p,20p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784622086406 |
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商品コード |
1025427665 |
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NDC分類 |
334.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2017年11月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2017/11/03 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025427665 |
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著者紹介
ヘレン・ピアソン(著者):遺伝学の博士号を持つ。ジャーナリスト。『ネイチャー』誌のエディター。2010年ウィスター研究所科学ジャーナリズム賞受賞。イギリス・サイエンスライター協会の大賞も2回受賞。
内容
「科学と人間ドラマの、素晴らしい融合だ」ロビン・マッカイ(『オブザーバー』紙、ベスト・サイエンス・ブック2016)1946年のイギリスで、ひとつの研究が始まった。3月のある1週間に生まれたすべての赤ちゃんの生涯を追跡する〈コホート研究〉とよばれるプロジェクトだ。以来科学者は、同様の研究を数回にわたって行ない、成長していく人々の、学習、就職、結婚、死という、人生の全側面を記録してきた。この試みから明らかになったのは、「いちばん頭の良い労働者階級の子どもは、いちばん愚かな中流、上流階級の子どもに、学校成績であっという間に追い抜かれる」「1970年生まれの子どもたちの所得は、58年生まれの子どもたちの所得よりも、親の所得と強く結びついている」「幼少期にずっと就寝時間が不規則だった子どもは、就寝時間が一部不規則だった子どもより、問題行動を起こすリスクが高い」など、貧困の根深さを示す多様な事実だった。こうした成果はもちろん、資金難に直面した研究者たちの財政的闘い、政治潮流に翻弄される研究方針、コホートメンバーの人間ドラマまでを、徹底した取材で描き出す、「コホート研究」初のノンフィクション。