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ハリウッド映画と聖書

アデル・ラインハルツ  著

栗原 詩子  翻訳
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価格 \5,280(税込)         

発行年月 2018年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 430p,29p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/映像
ISBN 9784622086772
商品コード 1026931055
NDC分類 778.253
基本件名 映画-アメリカ合衆国
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年03月4週
書評掲載誌 日本経済新聞 2018/03/24
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026931055

著者紹介

アデル・ラインハルツ(著者):マクマスター大学にてPh.D.取得。聖書学者。オタワ大学古典宗教学研究科教授。カナダ王立協会会員。2003年聖書文芸学会「助言者」賞などを受賞。

内容

ピューリタンが建国した合衆国で、市民は映画を観るたびに聖書に出会う。そしてハリウッド映画は世界中に配給され、外国映画にも土台を提供している。映画のかたちをとった聖書物語もあれば、映画の中の聖書モチーフもある。戦争・公民権運動・テロ攻撃・環境問題……映画は聖書を使いながら、様々な時と場所の中に時代の関心や恐れ、希望を投影してきた。たとえば『十戒』『ベン・ハー』など旧約聖書叙事詩映画は、東西冷戦期のアメリカを古代イスラエルに結びつけ、圧政からの解放者、自由の覇者という国家観を暗示した。また、自らを救わずとも他者を救い、周りの人々を変えていくキリスト的人物像は、西部劇やラブ・コメディ、スーパーヒーロー映画などに欠かせない。近年の驚くべきテクノロジーは、自然災害・天体の衝突・核戦争・伝染病などによる「世界の終わり」の映像をつくりだした。SF映画『ブレードランナー』『アバター』『トゥモロー・ワールド』などで描かれる終末世界の源泉には聖書的表象がある。そして私たちは映画によって超越を体験する。たとえ一瞬だとしても、自分の世界を超えた世界の可能性を垣間見るのだ。聖書学者が聖書学と映画学を体系的に統合し、アメリカ文化の底流にあるものを読み解いた、類例のない書をおくる。

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