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カルノー・熱機関の研究 新装版

サヂ・カルノー  著

広重 徹  翻訳
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価格 \3,740(税込)         

発行年月 2020年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 2p,138p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/機械工学/熱工学
ISBN 9784622089377
商品コード 1031780635
NDC分類 533
基本件名 熱機関
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年08月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031780635

内容

「カルノーはその理論的考察の基礎に、熱量の保存と永久機関不可能の二つの原理をおいた。これらは共に、当時のだれにとっても異存のない原理であった。カルノーはまず、水力とのアナロジーに訴えながら、高温物体から低温物体へ熱が移動するときには必ず動力を発生させうること、したがって、動力の発生をともなわない熱の移動――たとえば温度の異なる物体を接触させたときの熱伝導――は必然的に動力の損失であることを指摘する。こうして、驚くべき簡明・直截なやり方で熱機関の効率を最大にするための条件が定式された。ついでカルノーは、この条件をみたす理想機関としていわゆるカルノー・サイクルを提示し、二つのカルノー・サイクルを逆向きに結合した系に永久機関不可能の原理を適用して、熱機関の基本定理――それはやがて熱力学第二主則の基礎となる――をうちたてた。」
(広重徹「解説」より)

“カルノーの原理”で知られるサヂ・カルノーは、その理論と意義を、1824年に『火の動力、および、この動力を発生させるに適した機関についての考察』として出版した。本書は、この『考察』に加え、遺された研究ノート、弟イッポリートによる伝記、訳者による『考察』の歴史的背景を論じた「解説」を付す。産業革命が進み、蒸気機関がますます利用されるなか、その働きの理論を一般の人々に向けて執筆し、熱力学の出発点となった古典。

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