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患者の話は医師にどう聞こえるのか~診察室のすれちがいを科学する~

ダニエル・オーフリ  著

原井宏明, 勝田さよ  翻訳
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価格 \3,520(税込)         

発行年月 2020年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 282p,11p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/医学一般/医学一般
ISBN 9784622089513
商品コード 1032396154
NDC分類 490.14
基本件名 医療
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年12月3週
書評掲載誌 毎日新聞 2020/11/21
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032396154

著者紹介

ダニエル・オーフリ(著者):1965-。ニューヨーク在住の内科医。アメリカ最古の公立病院・ベルビュー病院勤務。ニューヨーク大学医学部准教授。著書にMedicine in Translation: Journeys with My Patients (2010)、Intensive Care: A Doctor's Journey (2013)、 When Doctors Feel: How Emotions Affect the Practice of Medicine (2013 ; 『医師の感情』医学書院 2016)、What Patients Say, What Doctors Hear (2017 ; 『患者の話は医師にどう聞こえるのか』みすず書房 2020)、When We Do Harm: A Doctor Confronts Medical Error (2020) がある。New York Times紙やSlate Magazine誌で医療や医師と患者の関係について執筆を行うほか、医療機関初の文芸誌Bellevue Literary Reviewの編集長も務める。
原井宏明(翻訳):原井クリニック院長、株式会社原井コンサルティング&トレーニング代表取締役。精神保健指定医。日本認知・行動療法学会専門行動療法士。MINTメンバー。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所精神科、国立菊池病院精神科、医療法人和楽会なごやメンタルクリニックを経て現職。著書『対人援助職のための認知・行動療法』(金剛出版 2010)『方法としての動機づけ面接』(岩崎学術出版社 2012)『図解 やさしくわかる強迫性障害』(共著 ナツメ社 2012)『「不安症」に気づいて治すノート』(すばる舎 2016)ほか多数。訳書 ガワンデ『医師は最善を尽くしているか』『死すべき定め』(いずれもみすず書房 2013、2016)オーフリ『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(共訳、みすず書房 2020)ほか多数。
勝田さよ(翻訳):翻訳者。長年、医学・医療機器分野の実務翻訳に携わり、滞米時にはコミュニティカレッジで医学の基礎を学ぶ。翻訳者ネットワーク「アメリア」メディカルクラウン会員。訳書 オーフリ『患者の話は医師にどう聞こえるのか』(共訳、みすず書房 2020)。

内容

現代医学はMRI、PETスキャンなどのハイテク機器に夢中だが、最大にして最良の診断ツールは医師と患者の会話だ。有史以来、会話がもっとも病気を発見してきたのだ。
だが、患者が「しゃべった」ことと医師が「聞いた」ことは、どんなときも、いともたやすく別のストーリーになる可能性を秘めている。
症状を伝えたい一心の患者は、一刻も早く医師に言い分を主張したい。一方、つねに数多くのタスクを抱えながら、効率を上げろという圧力にさらされている医師は、一刻も早く診察を結論に導こうとする。さらには医師と患者双方の固定観念や無意識の偏見、共有していない問題なども加わり、コミュニケーションのミスはすぐに医療ミスへとつながっていくこともありうるのだ。
患者は、きちんと自分の症状を伝える努力をしているだろうか? 医師は、患者がほんとうに伝えたいことを受けとる努力をしているだろうか? アメリカの内科医が心を揺さぶるヒューマンストーリーを通して、避けては通れぬ医師と患者のコミュニケーションの問題を徹底分析する。

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