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生殖技術と親になること~不妊治療と出生前検査がもたらす葛藤~

柘植あづみ  著

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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2022年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 315p,29p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/産科・婦人科学/婦人科学
ISBN 9784622090007
商品コード 1034177360
NDC分類 495.48
基本件名 生殖医療
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2022年03月3週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/03/26
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034177360

著者紹介

柘植あづみ(著者):(つげ・あづみ)
1960年生まれ。埼玉大学大学院理学研究科生体制御学博士前期課程修了、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程満期退学。お茶の水女子大学より博士(学術)授与。現在、明治学院大学社会学部教授。専攻は医療人類学、生命倫理学。著書に『文化としての生殖技術——―不妊治療にたずさわる医師の語り』(松籟社 1999)、『妊娠を考える——―〈からだ〉をめぐるポリティクス』(NTT出版 2010)、『生殖技術――不妊治療と再生医療は社会に何をもたらすか』(みすず書房 2012)。共編著に柘植あづみ・西山千恵子『文科省/高校「妊活」教材の嘘』(論創社 2017)ほか。

内容

生殖技術をめぐる状況は大きく変化している。子どもをもつための生殖補助技術だけでなく、胎児の病気や状態を検査する出生前検査の広がりによって、親になる人が抱える葛藤も大きくなっている。
新たな生殖技術の登場は、今までになかった悩みをうみだした。子どもが生まれる希望や、安心のための技術が、難しい選択を迫り、その責任は親になろうとする人にゆだねられる。選択することとしないことの背景には様々な事情や理由があるが、社会はそれを受け止めているだろうか。
日本では少子化対策という位置づけで、生殖補助医療の保険適用が実施される予定である。だが、第三者の精子提供や卵子提供によって生まれた子どもの「出自を知る権利」、精子・卵子・胚バンクの運営や情報管理、代理出産の法的位置づけなどはいまだ定まっていない。
ますます進展する生殖技術と、技術を望む人の気持ち、その背景にある価値観、医療、法律、政治、そして社会とのかかわりとは。生殖補助医療と出生前検査をめぐるさまざまな葛藤を照らし出し、全体像を描く。

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