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米兵はなぜ裁かれないのか

信夫隆司  著

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価格 \4,180(税込)         

発行年月 2021年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 285p,6p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784622090380
商品コード 1033566875
NDC分類 319.1053
基本件名 日米安全保障条約
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年10月2週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2021/10/31、読売新聞 2021/10/31、日本経済新聞 2021/11/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033566875

著者紹介

信夫隆司(著者):1953年山形生まれ。Portland State University大学院政治学研究科修了。博士(政治学)。日本大学特任教授。著書に「国際政治理論の系譜」など。

内容

1995年の米兵による沖縄での少女暴行事件をきっかけに、日米は地位協定の運用を改善した。しかし、その後もつづく米兵による犯罪の多くは、おもに「公務」を理由に日本に裁判権のないまま、被害者や関係者も知らないまま、闇に葬り去られている。なぜこのような実状になるのか。
本書は、刑事裁判権を中心に、NATO軍地位協定やフィリピン、韓国、アイスランド、オランダ、そして日本と同じように敗戦・占領期をへたドイツの事情などを具体的事例にもとづいて検討しながら、またアメリカや米軍の基本方針も考慮に入れつつ、日米行政協定・地位協定下の米兵犯罪の実態を実証的に明らかにするものである。そのうえで、実現可能な日米地位協定の改善策をいくつか提示する。
このような比較考察をへて浮き彫りになるのは、各国の法制度との共通性や違いをこえて、日米同盟をより強固にするべくアメリカにすり寄り、沖縄にほぼすべての犠牲を強いる日本の現実であろう。日米地位協定とその背後をより深く考えるために、国際的視点から考察した類のない書である。

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